ギターと音楽たまに他の事

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太田裕美”木綿のハンカチーフ”の歌詞は革新的だ。

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この曲は沢山のアーティストにカヴァーされているので老若男女口ずさめる曲の1つだろう。歌詞についてスポットを当てると持論ではあるが革新的なのである。

何が革新的かと言うと歌の歌詞というのは大体1人称なのであるのだが、その固定観念を捨てた革新的な歌詞なのである。この曲では”わたしと僕 ”の主人公が 2人出てくる。これはコロブンスの卵ではないか!やられたの一言でしかない。「ムード歌謡にもありがちだよ」と反論されそうだが、それは基本デュエット曲なのでそれは2人称とはならない。

歌声・曲・詩の正三角形が上手く保っていないとここまでの名曲にはならなかったとは思うのだが、この歌詞を書き終えた時の松本隆はニヤッと笑ったはずだ。