クラプトンのギターは歪まない。
クラプトンを初めて聴いたのはこのライブ盤だ。知識もなくジャケットが気に入って購入した。周りのギターヒーローはリッチーブラックモアが主流だったこともあり、初めて聴いたクラプトンのギターの音には驚いたと同時に素敵な音に聴こえた。これがホントのストラトの音とかとも思った。
歌うクラプトンも良い、このアルバムの中で一番好きな曲はブルース色が強い曲ではなく”Wonderful Tonight”だ。曲も好きだ。何よりギターソロメロディーが切ない。1小節にどのくらい詰め込められるか大会の曲では到底ない。人間が聴く以上いつの時代でもエモーショナルな部分で問いかけてくる曲には適わない。そして今夜もクラプトンのギターは歪まない。